■芸術情報演習中級 第一回

(※ 注意: この授業は2001年と2002年に実施したもの)


2001年6月13日



●どのような演習をするのか

・課題にそってループ主体の曲を作る

・各種MIDIメッセージのデータを打ち込む

(前期作品として制作途中のものをフロッピーにて提出)

・音をハードディスクレコーディングし音をパソコンに取り込む

・MIDIファイルとともに、音をCD-RでCDメディアに焼く

・CD Extra※の形態で年度末に提出。


※CD Extra
音楽用CDとデータCD-ROMの混在型のCDフォーマット。通常の音楽用CD (CD-DA)の中に、CD-ROMと同様のパソコン用 データをも納めたCDのフォーマットのこと。
具体的には、トラックアットワンスで 同一CDメディアに複数回セッション追記を行い、1セッション目にオーディオデータ を、2セッション目にデータファイルを書き込むもの。 オーディオCDプレーヤー は、マルチセッション(複数セッションで書き込まれたCDフォーマット)に対応していないので、 1セッション目の音楽部分だけを再生し、2セッション目のデータ部は無視する。 CD-Rにおいて、「セッション」とは、一回の書き込みの開始から終了までの事を指す。



●評価する点


  • とりあえず、提出があれば、それだけで評価する。

    その上で、基本的に打ち込まれているMIDIデータの質で評価する。 つまり、ノートオンメッセージ以外の種類のMIDIデータが打ち込まれていると ポイントは高くなる。(下を参照)

    ただし、MIDIデータの作り具合が同じレベルの場合、
    美校生と音校生で基準を分けた上で、
    音楽的な美しさで評価することもある。

プラスポイントは?
  • データの一番はじめに、GSリセットかSC88proのシステムモードセットなどのシステムエクスクルーシブデータ が打ち込まれている作品。
  • 1小節目にプログラムチェンジが打ち込まれている作品。
  • 2小節目から曲本体(音の部分)が開始されている作品
  • コントロールチェンジが打ち込まれている作品。
  • システムエクスクルーシブデータが打ち込まれている作品。
  • SC88proのエフェクターを使用している作品。
  • RPN,NRPNが打ち込まれている作品はかなりポイントUP。




●全授業終了時には、最低限このようになりたい。


  • 音色の指定が出来るようになる。(プログラムチェンジの使用)
  • コントロールチェンジが使用できるようになる。
  • イベントリストウィンドウ※での制作に慣れる。
  • 「GM規格」、「GS規格」、「スタンダードMIDIファイル」をなんとなくでも理解している。

イベントリストウィンドウ
シーケンスソフトの「Performer」は
イベントリストウィンドウでの操作性が良い。