■2020年度 女子美術大学大学院「インタラクティブ空間演習」(博士前期課程)
http://www.iiitak.com/ma2020/
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【講義・講読資料など - 前期】
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【第2回】:2020年5月20日 - 「研究計画書の確認」 (2020-05-27 更新)
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【第6回】:2020年6月17日 - 「創作系美大院生が研究計画書を書くために_1_(基本的手続きと仮説検証型)」。「研究上の問い」と「研究方法」について。なぜこの時間で論文を精読するか? 論文から何を読もうとするべきか? (2020-6-17 更新)
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【第7回】:2020年6月24日 - テーマ「なぜ論文を精読するか? 論文から何を読もうとするべきか? 〜 研究計画書の枠組みを手掛かりとして」(2020-6-17 更新)。
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【第8回】:2020年6月24日 - テーマ「「渡辺論文、第2章第1節を読む ( その1 ): 語用論学者 ポール・グライスは「意味する」をどのように分析し、どのような結論を出したか」(2020-7-1 更新)。
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【第9回】:2020年7月8日 - 受講院生の研究進捗状況の報告と検討(2020-7-8 更新)。
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【第10回】:2020年7月15日 - テーマ「「渡辺論文、第2章第1節を読む ( その2 ) 先週のつづき: 語用論学者 ポール・グライスは「意味する」をどのように分析し、どのような結論を出したか」(2020-7-15 更新)。
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【第11回】:2020年7月22日 - テーマ「「渡辺論文、第2章第1節を読む ( その3 ) : 語用論の視点とその藝術研究での問いへの展開例」(2020-7-22 更新)。
※ コロナ禍の文脈において、なぜ青いライトアップは医療従事者への感謝の意味が生ずるのか? (たとえば、本年の文脈では、なぜ墓標や死や絶望などの意味が生じないか?)。
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【講義・講読資料など - 後期】
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【第01回】:2020年9月16日 - 前期提出課題の検討(1)
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【第02回】:2020年9月23日 -前期提出課題の検討(2)
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【第06回】:2020年10月28日 - テーマ「渡辺論文、第3章を読む:日常会話のコミュニケーションと藝術作品を介してのコミュニケーションはどう異なるのか?
第3章要約(2020-10-28 更新)
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【第08回】:2020年11月11日 - 渡辺論文購読
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【第09回】:2020年11月18日 - 渡辺論文購読
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【第10回】:2020年11月25日 - 渡辺論文購読
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【第11回】:2020年12月02日 - 渡辺論文購読
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【第12回】:2020年12月09日 - 藝術作品の〈正しい〉解釈をめぐって生じた今日的社会問題 :愛知トリエンナーレの例 1
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【第13回】:2020年12月16日 - 藝術作品の〈正しい〉解釈をめぐって生じた今日的社会問題:愛知トリエンナーレの例 2
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【第14回】:2020年12月23日 - 渡辺論文購読
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【その他】
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Youtube『 ハイドン交響曲第45番 「告別」 第4楽章』
指揮:ダニエル・バレンボイム/ウィーンフィル ニューイヤーコンサート2009より。
c.f. 渡辺論文「音楽における意図と意味」本文p.92-註釈16〜18 (2020-10-28 更新)。
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※ハイドン (1732-1809 )は、21歳 (1761年)〜77歳 (1809年)の没年まで、ハンガリー王国の大貴族、
エステルハーツィ家に楽長として仕えた。交響曲45番「告別」は、1772年の作曲。
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「ハイドンの仕えていたエステルハーツィのニクラウス候の館では、オーケストラの楽員たちは家族を連れて来てはいけないことになっており、彼らは一年の大部分を家族と別れて暮らさねばならなかった。家に帰りたい楽員の気持を何とかニクラウス候に伝えたいと思ったハイドンは、最終楽章で楽員たちが次々と退場してゆき、寂しく曲を閉じる風変わりな『告別交響曲』を作曲し、その意をニクラウス候に伝えようとした。この曲を聴いたニクラウス候はただちにその意をくみとって翌日には全員に休暇を与えたと言われる。このケースではハイドンは日常言語の場合と同様にして音楽というメディアを用いて『楽員が家に帰りたがっている』というメッセージを伝達しようと意図し、それが見事に成功したといえる」(渡辺裕「音楽における意図と意味」p.109-註釈16より)。
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なお上記youtube動画では、4分30秒あたりから楽員が退場していく様子が見られる。
また、7分15秒あたりでは楽員が最後には二人しかいなくなってしまった様子を見ることができる。
ここで指揮者ダニエル・バレンボイムはわざと困惑する演出をつけて指揮をし、それに対して観客もまた笑いと拍手で応えて楽しんでいる。
映像での演奏会場はウィーン楽友協会大ホール。
担当:女子美術大学大学院非常勤講師 石井拓洋 (音楽文化論) Ph.D.
takuyo.ishii (a) gmail.com
(2020-05-12 更新)