■2019年度 女子美術大学大学院「インタラクティブ空間演習」(博士前期課程)
http://www.iiitak.com/m2019/
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【講義・講読資料 - 前期】
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【第2回】:2019年4月24日 - 「研究計画書の確認」 (2019-04-17 更新)
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【第4回】:2019年5月15日 - 【論文精読-02】渡辺裕「1.はじめに、2. 発話者の意図とその了解」
「音楽における意図と意味」(1983)
レジュメ_P1+P2 + 言語行為論、語用論について (2019-06-18 更新)
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【第5回】:2019年5月22日 - 【論文精読-03】渡辺裕「2-1. 『意図』の複合的構造- P・グライスの "Meaning"」
「音楽における意図と意味」(1983) + 語用論について (2019-06-18 更新)
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【第6回】:2019年5月29日 - 【論文精読-04】渡辺裕「2-1. 『意図』の複合的構造- P・グライスの "Meaning"」
「音楽における意図と意味」(1983) +ポール・グライス「自然的意味」と「非自然的意味」について(2019-06-18 更新)
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【第7回】:2019年6月5日 - 【論文精読-05】渡辺裕「2-2. 意味の了解のメカニズム - P・グライスの『協力の原理』」
「音楽における意図と意味」(1983)
レジュメ_修正版_P3+P4 + 言語行為論、語用論について (2019-06-18 更新)
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【第8回】:2019年6月12日 - 【論文精読-06】渡辺裕「2-2. 意味の了解のメカニズム - P・グライスの『協力の原理』」
「2-3. 適切な発話の条件 - D・ウィルソンとD・スペルベルの『関与度の公理』」
「音楽における意図と意味」(1983)
レジュメ_P5+P6+P7+P8 (2019-06-18 更新)
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【第9回】:2019年6月19日 - 【論文精読-07】渡辺裕「3. 芸術的コミュニケーションにおける協力の原理」
「音楽における意図と意味」(1983)
レジュメ_P8+P9+P10 (2019-06-19 更新)
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【第10回】:2019年6月26日 - 【論文精読-08】渡辺裕「3. 芸術的コミュニケーションにおける協力の原理」
「音楽における意図と意味」(1983)
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【第15回】:2019年7月31日 - 【オフィスアワー、相談・質問日】
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【講義・講読資料 - 後期】
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【第03回】:2019年10月02日 - 【休講】
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【第06回】:2019年11月06日 - 【論文精読2-01】佐々木健一「(序章) 」「音楽の表意:渡辺裕氏の批判を駁す」(1983) pp.113-115_担当:石井拓洋
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【第07回】:2019年11月13日 - 講義「新批評とは:概要、背景、方法、その問題点」
レジュメ (2020-02-02 更新)
新批評に関する課題 (2020-02-02 更新)
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【第08回】:2019年11月20日 - 【論文精読2-02】佐々木健一「1.一般的意図と個別的意図」「音楽の表意:渡辺裕氏の批判を駁す」(1983) pp.115-118_担当:K.S. さん (院生)
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【第09回】:2019年11月27日 - 【論文精読2-03】佐々木健一「2.関与度の概念」「音楽の表意:渡辺裕氏の批判を駁す」(1983) pp.118-121_担当:G.U.さん (院生)
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【第10回】:2019年12月04日 - 【論文精読2-04】佐々木健一「3.表意の主体」「音楽の表意:渡辺裕氏の批判を駁す」(1983) pp.121-123_担当:T.S. さん (院生)
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【第11回】:2019年12月11日 - 【論文精読2-05】佐々木健一「4.表意の主体」「音楽の表意:渡辺裕氏の批判を駁す」(1983) pp.123-126_担当:T.Hさん (院生)
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【第12回】:2019年12月18日 - 【論文精読2-06】佐々木健一「音楽の表意:渡辺裕氏の批判を駁す」(1983) pp.113-126 (論文全体を要約)_担当:K.M... さん (院生)
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【第13回】:2019年12月25日 - 【オフィスアワー、相談・質問日】
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【第14回】:2020年01月08日 - 【論文要約 - 1】佐々木健一「序 作品の哲学 〜 3. 意図と公理のレベル」「芸術の基底:制作学から解釈学への回帰」(1982) pp.13-22_ 担当:石井拓洋
レジュメ-1 (2020-02-02 更新)
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【第15回】:2020年01月15日 - 【論文要約 - 2】佐々木健一「4.公理系としての行動論理 〜 6. 制作学から解釈学へ」「芸術の基底:制作学から解釈学への回帰」(1982) pp.22-32_ 担当:石井拓洋
レジュメ-2 (2020-02-02 更新)
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【その他】
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Youtube『ブルックナー 交響曲第8番ハ短調 [第4楽章] / 朝比奈隆』 。
c.f. 渡辺論文「音楽における意図と意味」本文p.96-註釈 21 (2019-07-10 更新)。
※ この曲の冒頭に聞かれるフレーズ (第一主題)について、 ブルックナー自身の言葉としての
「作者の意図」( =「個別的意図」) では、「コサック兵の行軍」の描写を意図しているとさ
れる(※ なるほど、特に弦楽器による音の刻みがコサック兵の行進を思わせる)。1887年の作品。
しかし、渡辺をはじめ一般的な見解としては、「この作品がそのようなプログラム
によって統一されていると考えるよりも、はるかに緊密な別種の有機体と考えられうる」(註21)とする
ものである。したがって、聴者にとってブルックナーによる現実の「作者の意図」(=「個別的意図」)は
捨て去られることが多い。ここから渡辺は「聴き手は『作曲家は自らの作品の真の偉大さに
気づいていないのだ』という言い方をして自らの解釈 (※「はるかに密接な別種の有機体と考え
る」聴き手による別解釈 )を正当化しようとする」(註21) と主張する。
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Youtube『 ハイドン交響曲第45番 「告別」 第4楽章』
指揮:ダニエル・バレンボイム/ウィーンフィル ニューイヤーコンサート2009より。
c.f. 渡辺論文「音楽における意図と意味」本文p.92-註釈16〜18 (2019-06-19 更新)。
※ハイドン (1732-1809 )は、21歳 (1761年)〜77歳 (1809年)の没年まで、ハンガリー王国の大貴族、
エステルハージ家に楽長として仕えた。交響曲45番「告別」は、1772年の作曲。
担当:石井拓洋 Ph.D.
takuyo.ishii (a) gmail.com
(2019-10-18 更新)